川田太鼓工房には、創業以来貫き通している信念があります。
「お客様の顔が見える商売を心がける」
現社長の私も、修行時代は技術以上にこの信念を叩き込まれました。
実際にはHPからやメールでの注文も、時代の流れと共に多くなっております。
安さだけならば今日のインターネットショッピングも、コストダウンが出来てよいのでしょうが、川田太鼓工房の場合は扱う商品の特性が違います。
太鼓を新調する場合も、修理する場合も、バチを購入する場合も、それぞれにお客様は不安や悩みを持たれている筈です。遠方のお客様とは顔を合わせてお話する機会が持てませんが、対話を通じて川田太鼓工房の顔が見える様にを心がけております。島国日本と言えども、地方により芸能文化は皆違います。だからこそお客様との対話が大切であり、製造にも時間が掛かってしまいます。
社長の私が儲けだけを優先するならば、次々と生産して出荷してしまうでしょう。
それではお客様の利益になりませんし、川田太鼓工房の仕事とは言えません。楽器と言う音を奏でる製品には、100%の満足はあり得ないと考えております。演奏する個人の技量によっても音色は変わってしまいますし、好みもそれぞれの方が違います。
だからこそ対話を大切にし、言葉の力を信じて仕事をする必要が有ります。
離れていても対話をする心で、完成度の高い仕事を目指したいと思います。
川田太鼓工房のホームページからは、手軽にカード決済等で商品の購入が出来無くご不便をお掛けしますが、今後もお客様との対話を大切にして行きたいと思います。
私が尊敬する指揮官、それは星野仙一監督です。
オリンピック野球のアジア地区最終予選は、テレビにしがみついて応援していました。
選手を信じて起用し、全ての責任を負い、大胆かつ的確な判断で勝利する。
そして選手とスタッフを立て、素直に喜びを涙ながらに語る姿に感動しました。
社長業に従事する者にとって、憧れの的である事は間違い無いでしょう。
私がサラリーマン時代から星野さんの大ファンなのは、愛妻家で部下思いであり、泣きたい時に泣き、勝負には命掛けな男らしさです。
以前に巨人の原さんが監督を退任される時、敵地である甲子園球場で星野監督からの花束贈呈には日本中が感動しました。「また戻って来るんやろ。待ってるからな。」あれがやっぱり男・星野と言われる由縁でしょう。
私も太鼓屋の社長として、星野監督の様に強いチーム作りを通じて、人々に感動を与える仕事をして行きたいと思います。
川田太鼓工房にはヘッドコーチ役の阿久津工場長と、投手コーチ役の湯田副工場長がいるので私には心強いです。
福島県二本松市の提灯祭りに御招待頂き、じっくりとお祭りを見て来ました。
日本三大提灯祭りの一つで、300年以上の歴史ある祭りです。
7つの字(町会)があり、それぞれ若連会が太鼓台の運行を担当します。
一台の太鼓台の灯る提灯は300個以上。若連会は数十人規模で、会長以下に裁判長、幹事長、お囃子主任、花主任等々の各担当で構成されています。
どの字も規律に厳しく統制が取れた組織であり、見る者の心を引きつける素晴らしい祭りです。
私も職人になって以来毎年、提灯祭りの仕事をさせて頂いてますが、祭り当日に聴く太鼓の音色には嬉しくて涙が出てしまいます。大勢の方々とお会い出来、色々なお話が出来て良かったのですが、全ての字を回る事が出来ず残念に思います。
伝統を守り、若者を育て、町を守る。祭りにはそんな大切さがあるのだと私は思います。
太鼓屋として祭りを支える仕事が出来、大変光栄に思います。
二本松の皆さん、今年もお疲れさまでした。
今回も動画をアップします。アルバムにも画像をアップしましたので御覧下さい。
出発式での点火
郭内若連会の砂切 演奏:阿部祐蔵会長
提灯祭りはこちらで紹介されています。
盛岡さんさ踊りを視察して来ました。
東北5大祭のひとつですが、とても華やかな祭でした。
8月1日~3日までの三日間が開催日ですが、今年は30周年なので1日長く8月4日まで開催されました。
最終日には1万人でパレードを行いギネスブックに申請されるそうで、認定されるのが楽しみです。
ちなみに盛岡は、焼き肉と冷麺が名物で美味しい店が沢山あります。
パレードの後に行われる輪踊りの動画です。
WMPで再生出来ます。
埼玉県熊谷市の熊谷うちわ祭に行って参りました。
今年の当番組、第壱本町区様の太鼓新調を担当させて頂いた御縁で、
祭最終日に太鼓の状態を確認して来ました。
山車が12台も出る祭ですから、本当に関東一の祇園で盛大でした。
熊谷駅前から出店が並び、もの凄い人でなかなか前へ進めません。
最終日は中山道に全ての山車が揃い、叩き合いとなるのですが
太鼓の音で山車を見つけても人混みで山車に近づくのも大変でした。
大きな鉦の音に負けない音の太鼓を作る。それが今年の仕事でしたが、体に響く音が作れて大変嬉しく思います。涙が出るほどの感動、それこそ職人冥利に尽きると言うものでしょう。
私もうちわ祭のファンになりました。
デジカメ撮影の動画です。重いですがWMPで見れます。
熊谷うちわ祭オフィシャルサイト
今年も福島県二本松市の郭内若連会の皆さんが来社されました。
昨年に引き続き、太鼓の点検と調律の講習を実施致しました。
先輩から後輩への伝統の継承
年一回の祭りにかける意気込みには、常々感動感激致します。
今年も私が講師を務めましたが、少々厳しかったのではと反省しております。
初めての締太鼓調律を実習中です。
私が素晴らしいと思ったのは、脇から見つめる先輩達の視線と助言です。
今年の祭りも大丈夫だ。私は確信しました。
郭内若連会の皆様、今年もお疲れ様でした。
右から阿部会長・中央が筆者・左が菅澤名誉会長
好天に恵まれ、祭りが成功する事を願います。
二本松提灯祭りは、ここに紹介されています。
宮城県仙台市の、青葉まつりに行ってきました。
私の住まいは仙台市なのですが、ちょうど都合が合い見に行けました。
東二番町にて撮影。
19日(土)は土砂降りの雨で最悪でしたが、本日は快晴で沿道の観客も多かったです!
私が見たところ、使用されている太鼓は連ごとに様々ですが、
並附締太鼓・桶胴太鼓(かつぎ)・長胴太鼓(山鉾上)でした。
来年は2日間共に、快晴に恵まれる事を祈ります。
今月より、私弓田は代表取締役社長に就任致しました。
前社長の川田は会長に就任致しました。
社長は交代しましたが従来の川田イズムを大切にし、日本文化の縁の下の力持ちとしての役割を
今まで以上に全うして行きたいと思います。
工房便りの投稿者は社長になりますが、今後も続けて行きたいと思います。
どうぞ宜しくお願い致します。
物作りにおいて大切な事は、熱いハートを持つ事であろう。
私が本当にそれを実感したのは、三十路に突入したばかりであった30歳の時でした。胃ガンの疑いで東京の大学病院に入院し、疑い晴れて無事に退院した後、一路北海道の余市町に向かったのがきっかけでした。
目指した場所はニッカウヰスキー発祥の地、余市工場であった。
それまでの私は工場見学と言えばロボットが活躍するハイテク工場ばかりで、頭の中は常に効率化の事ばかりでした。
ここ余市に来て初めて、自分の技術以上に大切なものに気付いた様に思えました。物作りは妥協しちゃ駄目なんだ!
日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴さんは、絶対に妥協せずに今のニッカウヰスキーを築き上げた事に感激したものです。
ウヰスキーは樽の中で何年も熟成されるが、太鼓も丸太からくり貫いてから何年も寝かせなければならない。なんだか似ているではないか。
太鼓作りの技術は川田社長から叩き込まれた。近くにいる弟子が一番気付かない大切な心得を、私はここ余市で学びました。安いだけなら誰でも出来るんだ、本物を作れと・・・。
それ以来、毎年2回は物作りの原点を見つめ直しに余市に足を延ばしています。
そしてお酒好きの私は、もちろんニッカ党です!
だから太鼓も、悩み苦しみながら作り続けていくでしょう。
良く聞かれる質問があります。
太鼓職人として一人前になるには、何年掛かりますか?
まぁ・・・、7年以上は掛かるかな??なんて答えてますが。
私の様な親方は、日々の業務の中で若手職人の育成も担当しています。
他社の社長さん達から良く言われる事。
「あんたは厳し過ぎるんじゃないの?」
私、「厳しくなかったら職人は育ちませんよ!」
私の親方だった川田社長なんか、滅茶苦茶厳しかったです!!
本日紹介するのは、紋入れを担当する弟子のK君です。

3尺の平太鼓に、三つ巴の下塗り作業中です。
彼は良く頑張り、この技術を身に付けてくれました。(鬼になって教えた結果です)
私の技術指導は、技だけでなく理論重視な方です。
塗りの技術は幾らでもお手本を示せますが、塗る時の気温や湿度などの諸条件を考慮した上での作業は、頭で学び実践させます。
私の定義では、理論を学ばず形を作れるだけで満足している者を、半端職人と呼びます。うちの弟子達は臆病な程に慎重なので、私も最近は少しホッとしてます。
仕上げ塗り後に、マスキングを剥がしています。9割方完成です。
常に高品質を維持するのは使命ですが、若手を育成して次世代に技術を継承して行く事を、川田太鼓工房では大切にして行きたいと思います。
海外に生産のシフトを移さないのも、技術へのこだわりです!
安い太鼓を作るのは簡単ですが、技術レベルを維持する事はもっともっとコストも時間も掛かります。すぐに壊れる様な太鼓は、川田太鼓工房では作れませんから・・・。
来月より、弊社HPをリニューアルUPする予定です。
どうぞ御覧下さい。
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